サイディングを使った外壁って?種類やメンテの注意点をお話します!
住宅の外壁は徐々に劣化が進んでいきます。そのため外壁のリフォームや塗装を行い、いつまでも住宅を健康な状態に維持する必要があります。
もし、あなたのお家の外壁が劣化してきているため、何とかしようと考えこの記事へたどりつかれたのなら、最近注目されている「サイディング」を検討の中に含んでいただきたいと思います。
1: サイディングを使った外壁とは
「サイディング」という言葉を、外壁塗装や外壁リフォームの折り込み広告や、フリーペーパーでご覧になっていると思います。
しかし、いまひとつ「サイディング」とは何なのかわかりづらいと思いますので、まずは少し詳しくお話していきます。
サイディングとは、板状になった外壁材を重ねて張っていく方法です。
従来からある日本の住宅であれば、モルタルを外壁に塗り、その上から塗料で仕上げるのが一般的でしたが、最近の住宅ではサイディングを張るところが増えてきています。
新しく建築された住宅を見ていただくとわかりやすいのですが、ほとんどのお家の外壁は板状のものが貼り合わせられています。
2: サイディングを使った外壁のポイント
サイディングを使った外壁には、次のようなポイントがあります。
(1)デザインが豊富
単色に仕上がったものから、木目調のものやレンガ調のものなど、デザインのバリエーションが豊富です。
外壁にタイルやレンガを使いたいけれど、お家の構造上難しい場合でもサイディングなら理想の外観を手に入れることができるでしょう。
(2)品質が安定している
従来の外壁に多かったモルタルは、仕事をする人の技術に品質が左右されました。職人の腕次第で良い仕上がりにもなれば、費用に見合わない出来映えにがっかりされることもあったと思います。
しかしサイディングの場合、工業製品であるため一定の品質が保証されています。施工の技術は職人の腕に委ねられますが、外壁の材料という部分では安定した品質となっています。
(3)施工時間が短い
モルタルを使った外壁より、サイディングを使った外壁の方が工事にかかる期間や時間が短くなります。
(4)メンテナンスが楽なものもある
サイディングの中には、雨水で汚れを落とす効果を持ったものもあります。
こういった機能をもったサイディングなら、外壁クリーニングの手間や費用も最小限で済ませることができます。
(5)予算に合わせやすい
日本で使われることが多いサイディングには、次の3つの種類があります。
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 木材系サイディング
耐久性や耐火性、防音性など、どの部分のメリットを優先するのかで選びやすくなっています。また、予算に合わせて4つの種類から選ぶこともできます。
- 窯業系サイディング
費用相場:4,000~6,000円/平米
耐震性や耐火性に優れています。
- 金属系サイディング
費用相場:3,000~5,000円/平米
断熱性や防音性に優れています。
- 木材系サイディング
費用相場:2,000~3,000円/平米
断熱性や吸水性が高いのが特徴です。
気の温もりを感じられるのもメリットだと言えます。
3: サイディングを使った外壁の寿命はどれくらい?
気になるサイディングを使った外壁の寿命について見ておきましょう。
住宅の立地条件や気候、職人の施工技術によって変化はあります。
しかし、一般的な寿命としては、7~8年の耐用年数があると言われています。
サイディングは外壁材ですから、雨や紫外線によって劣化します。特に外壁でもっとも重要な「防水性」は、最初に性能が劣化しやすい部分です。
そのため、いつまでも健康な住宅を維持するためには、防水性を補うための塗装を含むメンテナンスが必要になってきます。
また、防水性を決める塗装以外にも、
- サイディング同士をつないでいるシーリングの劣化
- サイディング表面に出てくるチョーキング
- 地震があった場合には、サイディングの反りやヒビ割れの発生
こういったことも起こります。
寿命と言われている期間を待たずに、気候や地震などによってメンテナンスが必要になることもありますので、症状が出てきたり、大丈夫かなと思われた場合はプロの目でチェックしてもらうようにしてください。
これはサイディングに限らずですが、
- あれ、おかしいな
- 気になるな
- いつもと違う気がするな
というサインを見逃したり放っておくと、雨水が住宅の内部にまで浸入してしまい、構造に悪影響を与えることにもつながります。
雨水の浸入場所によっては、大きな柱を伝って室内へ入ってくることもあれば、床下に溜まってしまうこともあります。
特に床下に湿気が溜まると、シロアリやカビの発生原因にもなりますので、メンテナンス費用よりも修繕や駆除に高い費用を払うことにもなりかねません。
4: サイディングを使った外壁の掃除や修繕について
先ほどもふれましたが、サイディングを使った外壁の場合でも、定期的な掃除や修繕は必要になってきます。
ライジングがこれまでの経験からおすすめしていることは、次のようなポイントです。
(1)外壁の掃除
外壁は放っておくと汚れていきます。クリーニング機能を持ったサイディングもありますが、やはり人の手でクリーニングする必要はゼロになりません。
できれば1年に1回は、外壁のクリーニングを行うのが理想です。汚れがこびりつく前にクリーニングすると、簡単な洗浄で済むケースが多いです。
(2)塗り替え
塗料の性能や職人の技術にも左右されるのですが、おおむね10年に1度は塗り替えると安心です。
外壁は防水性能が失われると、住宅のあちこちにトラブルが出てきやすくなります。
(3)ひび割れやチョーキングのチェック
玄関まわりは毎日目にするのでわかりやすいのですが、家の裏側や物置が設置されているところは、見逃しやすいポイントです。
また、庇や軒など見えづらい部分も要チェックです。
ただ、見えづらい部分というのは、得てして「危ない」部分だったりします。高いところや、重いものを動かさないといけないところですね。
こうした部分を無理してチェックするのは危険です。ケガをしてはいけませんので、定期的にプロの診断を受けることをおすすめします。
5: まとめ
サイディングを使った外壁の住宅は増えてきています。
新築やリフォームでも選ばれる方が増えています。
外壁の修繕やリフォームの予算、メンテナンス費用も含めて、信頼できる業者さんへ相談してみてください。
外壁の修繕やリフォーム、サイディングや塗装について、疑問やお悩みがありましたら、いつでもライジングまでご相談ください。
ご予算や気になるポイントを丁寧にお聞きし、最適なプランをご提案させていただきます。