家の外装塗装が気になったら知っていると得する費用や業者のこと
お住まいの家の外装が気になっているのなら、これからお話することは、あなたの役に立つと思います。
というのも、家の外装(外壁)塗装って、残念ながら業者でないと良いのか悪いのかわかりづらいですし、そもそも定価というものがありませんので高いのか安いのかもわからないのが一般的。
そこで今回は、外壁塗装を得意とするライジングが、外装塗装が必要になっているかどうかの見分け方や適切な費用の考え方。そして悪徳業者を選ばないようにするポイントについてお話していきます。
目次
1: 外装(外壁)塗装が必要な家の見分け方
はじめに、あなたのお家にとって、外装(外壁)の塗装が必要なのかどうかを見極めるポイントを紹介します。
このポイントを知らないと、早急にやった方がいいのか、まだしばらくは必要ないのかがわからないため、よくわからない飛び込み営業に引っかかってしまう原因にもなりかねません。
(1)共通すること
外壁にはいろいろな材料が使われていますが、どの材料でも共通した「外壁塗装をやった方がいい」ポイントがあります。
そのポイントの最たる物が「ひび割れ」です。外から住宅を見たときに、壁の部分にひび割れが走っているのなら、比較的早いタイミングで対処するのが理想です。
また、ひび割れにも種類がありまして、小さいひび割れなら問題にならないこともありますが、くっきりとしたひび割れが発生しているとか、塗装部分が「ポコン」と膨れているとか、こういった状態になっているのなら「かなり早急な対応」が必要ということになります。
そして、ここは覚えておいていただきたいことなのですが、ひび割れって玄関周辺やリビング周辺に起こるとわかりやすいので、早め早めの対処ができます。しかし、住宅の裏の部分や二階の軒下、夜しか使わない勝手口の上などは、ひび割れが起こっていても見落としてしまうことが多いものです。
休日で天気の良い日には、家のまわりをゆっくりと歩いて見ておくと、早めに対処をすることができます。
(2)外壁がサイディング
最近の住宅に多いサイディングは、色あせや剥がれが出ているかどうかをチェックしましょう。
また、サイディングの間(目地)の部分に使っている「シーリング」は、劣化によって細かなひび割れが起こることもありますので、見落としてはいけません。
サイディングは概ね10年くらい塗り替えなくて良いと言われていますが、住宅の環境や気候条件によって変化しますので、5年くらいで診断しておかれるのが安心です。
(3)外壁がタイル
タイルの家に塗装は必要ありません。ひび割れや欠けが発生しない限り、30年くらいの耐用年数があると言われています。
(4)外壁がレンガ
レンガの家もタイルと同じように、塗装の必要はありません。レンガはタイルよりも耐用年数が長く50年くらいは大丈夫と言われています。
タイルとレンガに関しては、触ってみてザラザラしている、凸凹している、という感触が強くなってきたら補修の必要性を考えてください。
2: 外装の塗装を放っておくと困ること
住宅の外装の塗装を放っておくと、次のような困りごとが起こる可能性が高くなります。
(1)美観
何よりも、家の見た目(美観)が損なわれます。外壁にひび割れが走っている家って、ご自身で見られても「なんだかなぁ」と感じられることでしょう。
ご近所の方や毎日通勤通学で家の前を通られる方、訪問されるお知り合いからも同じように感じられているかもしれません。
いつでも美しい家にしておきたいですね。
(2)雨漏り
「見た目は気にならない」そんな方でも、雨漏りの問題は気にしてください。
というのも外壁のトラブルから起こるのが雨漏りなんです。雨漏りは天井や壁に雨水のシミを作るだけではなく、家の内部や人の健康へも影響を与える原因になります。
長く家を快適な空間にしておきたいのなら、雨漏りを早急に修繕するため、外壁の修理と塗装を検討する必要があります。
(3)カビ
雨漏りによって、壁や天井、家の内部にカビが発生することもあります。カビが発生すると、元から退治するのが難しく元の状態へ戻すのに時間と費用が掛かることもあります。
(4)腐食やサビ
雨漏りによって侵入した水が、住宅の骨格部分をつたって腐食やサビが出ることもあります。
内部の腐食やサビは、普段の生活ではわからないため、ある日突然家の状態が悪くなり、気がつくと小さな傾きが発生していたということも起こりえます。
内部構造へのダメージを修繕するためには、大がかりな工事と費用が必要になりますし、ダメージが深刻であれば建て替えを検討しなくてはいけないこともあります。
(5)シロアリ
湿気の多いところはシロアリが大好きです。家を支えている骨組みや床下部分にシロアリが発生すると、住宅へのダメージが大きくなります。
(6)人への影響
内部で発生したカビによって、アレルギーを発生する方もいらっしゃいます。
特に小さなお子さんの場合、敏感ですのでかゆみや咳が出ることも考えられます。
(7)費用の増加
放っておくと、被害が大きくなり修繕費用が増えていきます。例えば外壁塗装なら70万円で終わったはずなのに、骨格部分の修繕が必要になって200万円、300万円必要になることも考えられます。
また、かなりダメージが深刻なら「建て替え」「リノベーション」が必要になることもあります。そうなると1,000万円単位の出費になる可能性も出てきます。
3: 外壁塗装の費用相場
住宅の外壁塗装の費用には定価がありません。これは住宅がオーダーメイドであること、立地条件がすべて違っていること、劣化の状態がまちまちであることが理由です。
そこで、あくまでも目安としてですが、以下に費用を紹介します。
- 塗装面積40平米 → 20万円~40万円
- 塗装面積80平米 → 40万円~70万円
- 塗装面積120平米 → 70万円~120万円
塗装面積は以下の計算式で、おおよそ算出することができます。
塗装面積(m2) = 延床面積(m2) × 1.2
延床面積は、坪数×3.3平米で計算できます。
この目安を元に、
- 塗料のグレード
- 張り替えるなら外壁材の種類
を変えることで費用が上下します。
4: 外壁塗装で失敗しない業者の選び方
次のポイントに注意して、失敗しない業者を選びましょう。
(1)不安
不安を煽って契約させようとする業者がいます。事実を伝えてくれているのならいいですが、「すぐに塗装しないと家が壊れますよ」などと言って、不安を煽ってくるところは信用できません。
「何がダメなので、いつまでにどうすればいいのか」
あなたの目線で提案してくれるところを選びましょう。
(2)すぐに契約
「今日、契約してください!」
こんな業者もいます。どうしてそんなに急がせるのでしょう。当然理由がありますが、こういったケースであなたが取るべきなのは「ちょっと考えてみます」という冷静な対応です。
急がせるということは、落ち着いて考えられてはマズイことがあるのかもしれません。
(3)キャンペーン価格
「キャンペーン価格で安くなります!」
よく聞きますが、それなら最初から適正価格を出してくれれば良いと思いませんか?
元々が高めの価格で、安く見せているだけかもしれないので注意しましょう。
(4)足場代無料
これもよく聞きますが、足場代を無料にすることは現実的にできません。
足場を立てるのも、解体するのも費用と人手がかかりますから。
ということは、無料と言っている足場代が他のところへ分配されているのかもしれないですね。もしそうなら、別に得はしていないということです。
(5)複数見積もり
複数見積もりは取った方がいいです。複数取ることで工事費用の平均がわかり比較しやすくなります。
また、複数見積もりを極度に嫌う業者がいれば、何か理由があるはずです。
どちらにしても、複数見積もりは意味がありますので取りましょう。
5: まとめ
家の外装は劣化してトラブルの原因になることもあります。そのため定期的なメンテナンスとして、塗装することも考えておかないといけません。
あなたがご自宅の外壁塗装をそろそろ考えておられるのなら、今回の内容を参考にしていただければ幸いです。
まずは外壁塗装の専門業者へ、住宅の現状を知るための診断と調査から相談してみてください。