屋根のリフォームって必要?時期や方法をプロが紹介します!
屋根の塗り替えや修理、リフォームを考えておられるなら、実際に工事を依頼される前に、これからお話しすることを知っておいていただきたいと思います。
というのも、これからお話するポイントを知らないまま、屋根の修繕やリフォーム工事を依頼してしまうと、よくわからないまま必要以上の費用を請求されることもあります。
また、ちょっと高めの費用を払ったにも関わらず、払った費用に比例しない手抜き工事が行われているということもあるようです。
今回は、あなたがこんな悪徳業者に騙されず、適正価格で必要な工事を行っていただき、心から安心と満足を得ていただけるポイントをご紹介していきます。
目次
1: 屋根のリフォームが必要な理由
はじめに、どうして屋根の塗り替えや修繕、リフォームが必要になるのかをお話していきます。
あなたが現在お住まいになっている住宅ですが、安心安全快適な状態で暮らしを続けるためには、建物の内部が快適な状態を保たなくていけません。
また、建物の骨組みに関しても、しっかりと安定した状態を維持していることが重要になってきます。
しかし、あなたの住宅の屋根に不具合が起こり、小さなひび割れやめくれ、防水機能の低下などによって雨漏りが始まってしまったとしたら。
晴れた日が続くなら、あまり大きな問題にはならないかもしれません。しかし日本の気候を考えると、安定して雨が降りますし、夏の終わり頃からは台風がやってくる確率が高まります。
また、最近では台風ではないけれど、台風並の大雨が降ってくることもありますので、小さな雨漏りだからと油断できない状況になっています。
このように、日本の住宅は常に「雨」の影響を受けますので、小さなひび割れから雨漏りが始まると、室内へ雨のシミが出てきてしまうこともありますし、家の骨組み部分を雨水が伝っていき、建物内部に雨水が溜まって
- カビ
- シロアリ
- 骨組みの腐食
という、家の安全を脅かす症状が発生する可能性がグンとアップします。
仮に家の骨組み部分が腐食してしまうと、腐食範囲が広く修繕できないような場合なら「建て替え」ということになり、小さな雨漏りから2000万円以上の出費を検討しなくてはいけなくなることもあります。
あなたが暮らしておられる住宅を、いつまでも安心安全な空間にし、快適な状態で生活をするなら、屋根の修繕やリフォームは放っておかずに「必ずやっておく」ことだと言えるでしょう。
2: 屋根がこんな状態だったらすぐ検討しよう
では、あなたの住宅の屋根がどのような状態だったら、今すぐ修繕やリフォームを検討した方がいいのかお話します。
もっとも簡単なのが以下の状態です。
- 外で屋根を見るとめくれている
- 外で屋根を見ると割れている箇所がある
- 外で屋根を見ると色あせている
屋根材の耐久性能を超えているケースや、台風などによって壊れた可能性があります。このまま放っておくと、強い雨や長雨によって雨水が住宅の内側に侵入していくことになります。
また、外から屋根を見るのではなく、室内でこんな状態が起こっている場合も、すぐに修理やリフォームを検討してもらいたいです。
- 雨が降った後、天井にシミが出る
- 雨が降った後、壁にシミが出る
- 雨が降ると、廊下に水がポタポタ落ちてくる
かなり雨水が家の中に入ってきていますので、早急に対策しておかないと、天井裏や壁の裏側にカビが生えてしまうこともあります。カビが生えると人によってはアレルギー反応により健康被害に及ぶこともありますので気をつけておきましょう。
これらの状態が起こっていなくても、屋根材の劣化によって修繕やリフォームが必要になることもあります。
- スレート:7~8年でメンテナンスが必要
- セメント:10~15年でメンテナンスが必要
- 金属:10~30年でメンテナンスが必要
- 瓦:20~30年でメンテナンスが必要
屋根材によるメンテナンス時期の目安です。あなたのお家の屋根材を確かめ、そろそろメンテナンス時期になっていないか確認しておきましょう。
3: 屋根リフォームの種類と費用相場とは
屋根材には以下の種類があります。
- 瓦
- スレート
- 金属系(銅板)
- 金属系(ガルバリウム銅板)
- トタン
- セメント
台風や災害は別として、地域の気候特性に合わせて屋根材を選ぶことで、比較的長持ちさせることができます。
また、一般的に瓦やガルバリウム銅板はメンテナンスまでの時期が長くなる傾向にあり、予算と住宅の構造(強度)が許すなら検討する価値があると思います。
続いて屋根の修繕やリフォームの費用ですが、次のような3つの方法で負担が変わってきます。
(1)屋根塗装
屋根材の劣化が少ない場合、屋根を洗浄し塗装することで防水効果を維持します。
費用相場は屋根材や屋根の面積、塗料のグレードによって変わりますが、一般的戸建て住宅なら40万円前後です。
屋根塗装工事は、他の修繕やリフォームよりも工期が短いです。ただし屋根材そのものの劣化や傷みが激しい場合、いくら塗装しても効果が薄いこともあります。
(2)カバー工法
今の屋根の上に、新しい屋根材を被せる方法です。
屋根材の劣化や傷みが激しい場合でも、費用を抑えながら屋根の葺き替えと同じような効果が期待できます。
費用相場は、120万円前後です。
(3)葺き替え
今の屋根材を外して、新しい屋根材を取り付けます。屋根材だけでなく、屋根材の下にある防水シートなども取り替えますので、長く安心できる修繕やリフォームになります。
ただし、費用相場が140万円前後と他の方法よりも高くなります。
4: 屋根リフォーム費用の支払い方法
屋根の修繕やリフォームを依頼した場合、費用の支払い方法が心配な方もいらっしゃることでしょう。
業者によって支払い方法は変わりますが、代表的なのは次の方法です。
- 修繕やリフォームが完了後に全額払う
- 工事前と工事後に半分ずつ払う
- 工事前、工事中、工事後の3回に分けて払う
- 工事前に全額払う
4つ目の「工事前に全額払う」は、かなり信頼できる業者さんでないと躊躇されると思います。ですから、他の3つの方法を選ばれることをおすすめします。
また、費用に関してローンのご利用を考えておられる場合でしたら、業者に相談しておきましょう。業者によってローンができるところと、そうでないこところがあります。
ちなみにライジングの場合ですと、ローンに関してのご相談も可能です。
5: 屋根のリフォーム業者の選び方
いよいよ屋根の修繕やリフォームを依頼する業者を選ぶとき、次のポイントに注意して選んでいただきたいと思います。
- 同じ条件で3社くらいから見積もりを取りましょう。
- 見積もりの内容が細かくわかりやすいか確かめましょう。
- びっくりするほど安い工事がないかチェックしましょう。必要なのは激安ではなく適正価格です。
業者によっては、驚くような値引きをしてくるところもあります。しかし、ここでよく考えてみてほしいのですが、安すぎる見積もりには何か理由があるということです。
- 塗料のグレードが低い
- 下請けに安く仕事をさせている
- 細かなところが丁寧でない
要するに「手抜き工事」につながる可能性が高くなるのです。ですから、私たちライジングでは激安提案や特別お値引き提案ではなく「いつでも適正価格」にてお見積もりを出させていただいております。
6: まとめ
屋根の修繕やリフォームは、いつまでも快適に暮らすためには必要なこと。
そのため定期的な診断やメンテナンスは重要です。
今すぐ屋根の修繕やリフォームは考えていないけれど。という方も、屋根の診断は依頼されて現状を知っておかれると安心です。
お近くに屋根の修繕やリフォーム、雨漏りトラブルに関して気軽に相談できるところが見つからない場合は、遠慮なくライジングまでご相談ください。